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ヒアルロン酸の効果・効能2

前ページからひき続き、ヒアルロン酸の効果・効能について

4.眼の機能を守る効果・効能

眼は体の中でも最も水分を必要とする部分で、眼球はヒアルロン酸を含んだ溶液の中に浮かんでいます。これによって、眼球を自由に動かすことができます。

また、ヒアルロン酸を十分摂取することで、眼球の透明度が維持され、物がよく見える効果があります。

眼球の大部分を占める硝子体は、光が通りやすい透明なゼリー状の組織で、ヒアルロン酸によって、眼球全体を丸い形に保っています。

眼の構造・水晶体、硝子体

物を見るときは、
1) 外部からの光が、角膜を通り水晶体で屈折される
      ↓
2) 屈折した光が透明な硝子体を通過
      ↓
3) 網膜で焦点が合う
      ↓
4)網膜で感じた刺激が、視神経で脳に伝えられる

これによって、初めて物を見ることができます。このため、眼球を丸い形に維持するのは、とても大切なことなのです。もし、眼球が変形してしまうと、光の焦点が合わずピンボケして、物がよく見えなくなります。

5.動脈硬化を予防する効果・効能

悪い食生活や老化によって、動脈硬化が進むことは、よく知られています。ヒアルロン酸は、血液中にもあるため、血管が硬くなるのを防ぐ効果があります。

動脈硬化になると、血管の柔軟性がなくなり、血管が詰まったり破れやすくなります。その結果、脳こうそくや心筋こうそくなどが起こり、命に関わることになります。

ある医学雑誌では、健康な子供のときの血管は、ゴムチューブのように柔らかいのに、メタボや糖尿病、動脈硬化になると、血管がガラスのように硬くなることが紹介されていました。

「ゴムチューブとガラス!」

ちょっと、おおげさに思われるかもしれませんが、雑誌では実例が取り上げられていました。

ガラスのように硬くなった血管は誰が考えても、もろくて出血しやすいといえるでしょうね。

6.全身に栄養を届ける効果・効能

ヒアルロン酸は、体の細胞を結びつける働きだけでなく、全身を水分で満たし体の隅々まで、栄養を届ける効果があります。

このため、各細胞を元気にして、細胞の老化を防ぐ効果があります。その結果、ガンの予防にもつながることが、ある研究機関から報告されています。

また、ヒアルロン酸は、生活習慣病の原因の1つである「活性酸素」を、取り除く効果もわかっています。この活性酸素というのは、名前だけ聞くと悪い印象を受けないのですが、実は細胞を酸化させて老化を早めたり、悪い影響を与える物質なのです。

「細胞の酸化」というのは、簡単にいうと体の細胞がサビついて、正常な働きができなくなることをいいます。ちょうど鉄が、サビてボロボロになるのと同じことが、体の中で起こってしまうのです。

体がサビてしまうというのは、ちょっと信じられないかもしれませんが、これ、ほんとうなんです。

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