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美容と健康 > ヒアルロン酸 > ヒアルロン酸の効果・効能1 ヒアルロン酸の効果・効能1ヒアルロン酸は、元々、体の多くの組織に含まれている成分で、細胞同士を結びつけたり、高い保水力で体の機能を円滑にする効果があります。 これを詳しく見てみると以下のように、多くの効果が確かめられています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素の大切さはよく言われることですが、ヒアルロン酸も健康や美容にとって、とても大切な成分であることがわかります。 1.スキンケア、美肌の効果・効能ヒアルロン酸は、1グラムで約6リットルもの水を貯える、非常に高い保水性が大きな特徴で、皮膚の表面(表皮)の下にある真皮という部分に、特に多く含まれています。 真皮にヒアルロン酸が豊富だと、それだけ水分が多くなり、ハリのあるみずみずしい美肌を維持する効果があります。 ![]() そもそも皮膚は、表皮の基底層が活発に活動して、次々に新しい皮膚を作り出しています。そして、真皮のヒアルロン酸は、それを助けるために栄養を補給する役割をしています。 若い女性の場合は、約1カ月ほどで皮膚の角質層が全て入れ替わります。(これを専門的にはターンオーバーと呼んでいます。) しかし、年を重ねるごとにターンオーバーの期間が、だんだん長くなるので、表皮に古い皮膚が残ってしまいます。それで、シワやしみが目立つようになるのです。 また、ヒアルロン酸が不足すると、真皮の活動が悪くなり皮膚の乾燥が進み、同じようにシワやしみが増えて、美肌を保つのが難しくなるのです。 真皮のおおまかな構造は、コラーゲンとエラスチン、ヒアルロン酸でできています。 コラーゲンやエラスチンは繊維状の構造をしていて、主に肌の弾力を保つ効果があり、ヒアルロン酸はコラーゲンの周囲を包むようにあって、十分な水分を保つ効果があります。 わかりやすくいうと、コラーゲン、エラスチンは骨組みで、それを水をたくさん含んだスポンジ状のヒアルロン酸が、コラーゲンやエラスチンを保護しています。そして、この3つの成分が一体になって、ハリのある肌を作り出しているのです。 2.生理痛、更年期障害を改善する効果・効能生理とは、妊娠に備えるために子宮で作られた子宮内膜がはがれ落ちて、血液と一緒に排出されることです。 この排出のときに、下腹部や腰に痛みがあったり、うつ症状、イライラ感などが起こるのが生理痛です。 ヒアルロン酸には、卵巣の働きを助け、生理痛を改善する効果が知られています。また、女性ホルモンの分泌を正常にする効果もあるため、突然の動悸や発汗、イライラ感などの更年期障害を改善します。 3.関節痛を改善する効果・効能人間の関節の中には、たくさんのヒアルロン酸を含んだ関節液があり、関節の動きをスムーズにする効果があります。 実際の関節というのは、骨と骨がつながっているわけではなく、関節液がクッションや潤滑油の役割をして、骨同士が直接触れないようになっています。 もし、ヒアルロン酸が不足して関節液が少なくなると、関節を動かしたときに骨どうしが触れて、激痛を感じることになります。 ちょっと想像してみてください。走っているときにひざの関節で、骨が激しくこすれあっていたら・・・。すごく痛そうでよね! 人間の関節は、機械の歯車のように正確な形にできていないため、骨どうしが触れてしまうと痛みを感じるのは、当然のことなのです。歯車の場合でも、できるだけ摩擦を避けるために、ときどき油を差していますからね。 リウマチや関節炎で痛みがある人には、ヒアルロン酸を直接、患部に注入すると、関節が滑らかに動くようになり、痛みもなくなります。 次ページに続きます。 次ページ →ヒアルロン酸の効果・効能2 |
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