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女性の4割は貧血予備軍・1

あなたは、このタイトルを見て、どんな印象を持たれたでしょうか。
ちょっと、ショックではありませんか?

「4割も貧血の予備軍!」

「本当にそうなのかしら?」

「でも、私は貧血の症状はないけれど?」

ある調査では、日本の女性の1割が、実際に貧血の症状で苦しんでおり、血液検査をすると、女性の半数近くが鉄欠乏性による、貧血の疑いがあります。

また、海の向こうのアメリカ女性も貧血が多く、たくさんの学者によって研究が進んでいます。貧血に関する資料や文献が山ほどあり、改めて驚かされたという、日本人研究者の感想があります。

以前は、日本の貧血の研究、調査は、アメリカよりかなり遅れていて、貧血についてはアメリカの文献を調べる事から、始まったといっても大げさではないのです。

その結果、日本でも貧血のことが数多く取り上げられ、ようやく広く知られるようになりました。
「貧血」それは日本だけでなく、世界中の女性の悩みといえるのです。


では、一体なぜ女性にばかり、こんなに貧血が多いのでしょうか?
実は、それには原因があるのです。

・・・・・「生理があるから?」そうですね。これが1つめです。

2つめは、男性に比べて身体に貯えられる鉄分が、3割も少ないからなのです。
男性の約4グラムに対して、女性の場合は約3グラム。この1グラムが貧血には、結構意味があるのです。

そして、3つめに妊娠があります。
この3つが、女性に貧血が多い原因。どうして、生理があり妊娠する女性が、鉄分を貯える量が少ないのか、ちょっと、不公平な気がしますが・・・・・。

こんな理由で男性には、ほとんど貧血という症状は無いのです。例外的に胃かいようや十二指腸かいようでの出血、年令による造血能力の低下、かなりの偏食、それにガンなどの病気の時などです。

ところで、この4割の貧血予備軍の女性は、ほとんど貧血の自覚症状が無いのが実際のところです。

いい例が、自分は健康だと思って献血に行くと、その内の3割近くが、貧血と判定されるケースです。これは、笑えそうで、笑えない現実のことです。

では、こんな状況なのに、どうして、なかなか貧血の自覚症状が出てこないのでしょうか?

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