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女性の4割は貧血予備軍・2貧血の自覚症状が現れにくいのを理解してもらうために、身体に貯えられる鉄分について、ふれてみます。 貧血に関係する鉄分は、身体に貯えられる場所によって、3種類に分けることが出来ます。 1.肝臓、脾臓(ひぞう)などの内臓に貯えられる鉄分・・・・貯蔵鉄 2.赤血球、筋肉などに貯えられる鉄分・・・・・・・・・・・・・・・機能鉄 3.皮膚、髪の毛、爪などに貯えられる鉄分・・・・・・・・・・・・組織鉄 大体このようになっているのですが、まず、鉄分が不足してくると内臓に貯えられた貯蔵鉄を取り崩して、貧血にならないようにします。 実際この鉄分(貯蔵鉄)は、予備としてあるので、多少減っても身体には貧血の症状として、すぐには現れてこないのです。この貯蔵鉄を少しずつ、取り崩している女性が「貧血予備軍」にあたるわけです。 ですから、血液検査をしてようやく自分が、貧血だったとわかる事がよくあるわけです。 そして、貯蔵鉄のストックが無くなった後に、いよいよ血液や筋肉に影響が出てきます。 こうなると、貧血の症状がはっきり出てきて、顔から血の気が引く皮膚蒼白や、突然どうきがしたり、少し運動しただけで息が上がってしまう、貧血特有の症状が出てきます。 このように、予備である貯蔵鉄があることによって、なかなか自覚症状が出てこないのが、貧血の正体といえるのです。 次ページ →貧血は美容の大敵 |
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