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便秘薬

薬局では、いろいろな便秘薬が売られていますが、あなたはご自分にあった、便秘薬を選んでおられますか?

一口に便秘薬といっても、様々な種類があります。便秘で一番多いのが、便の我慢を繰り返すことで起こる「習慣性便秘」です。

他にも、緊張で大腸が縮み、便が通りにくくなる「ケイレン性便秘」や、逆に大腸が緩み便を送る力が弱る「弛緩性便秘」などがあり、それぞれの症状にあった便秘薬選びが必要です。

軽い習慣性便秘や弛緩性便秘に対しては、比較的作用がおだやかな膨潤性の便秘薬でも、十分効果があります。

この膨潤性の便秘薬とは、プランタゴ・オバタなどの、膨潤作用(水分を吸収して体積が膨張)の便秘薬で、食物繊維と同じような働きで腸を刺激します。

しかし膨潤性の便秘薬は、効果が出るまでに数日かかりますので、ひどい便秘には、直接大腸を刺激する刺激性のあるコーラックなどの、便秘薬を併用するのがよいでしょう。

またケイレン性便秘では、硬くなった便を柔らかくする、「塩類性便秘薬」を使用します。

この塩類性便秘薬には、酸化マグネシウム、硫酸ナトリウム、クエン酸マグネシウムなどがあり、これらのミネラルが水分を十分に含むため、便を柔らかくすることができます。

コンニャクや海藻などに多く含まれている、水溶性食物繊維もケイレン性便秘には、効果があることが知られています。

しかし、便秘解消には便秘薬を使用するのも1つの方法ですが、その前に、普段から便秘にならない食生活を、心がけることも必要です。

毎朝しっかり朝食を食べ、日頃から野菜、果物、海藻、コンニャクなど、繊維質の食物を取り、規則正しい食生活を送るだけでも、かなり違ってきます。

ちなみに、日本人女性の約50%は、便秘であると言われています。これは、一般的に女性は、男性に比べて筋力が弱く、大腸の運動能力も低いことが、原因になっています。

ですから、適度な運動により筋力を鍛えることで、効果がでてきます。特に腹筋を鍛えれば、大腸が便を送り出す力も強くなってきます。

日頃から適度な運動を心がけることと、お腹のマッサージを併用すれば、便秘薬を使うことも、少なくなってくるでしょう。

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