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肉離れ治療

スポーツなどで起った肉離れの治療は、患部を安静にすること、よく冷やすこと、包帯やサポーターなどで圧迫すること、心臓よりも高い位置に置くことが有効となります。

この4つの治療法は、それぞれの頭文字をとって、RICE(Rest、Ice、Compression、Elevation)と呼ばれ、スポーツ時のケガの応急処置として、よく行なわれています。

RICEは、患部への血液の流れを抑えることで、腫れを防ぐことができ、大きなケガのときでも、治癒を早める効果があるといわれています。

まず”R”は、肉離れを起こした患部をストレッチしたり、マッサージするのではなく、安静(Rest)にすることです。

次に” I ” は、患部を冷やすことです。皮膚を傷つけないようにタオルなどを、上からかぶせて氷で冷やします。

”C”は、圧迫することです。包帯やサポーターなどで、患部全体を圧迫するようにします。圧迫は、冷やしながら行うことで、さらに効果が上がります。

”E”は、患部を心臓部より上に置くことにより、重力を利用して止血を促がす働きがあり、寝るときに行うことも効果的です。

ところで、そもそも肉離れとは、どんなことなのでしょうか?
肉離れは、ふくらはぎやふとももなどの足、腕やひじなどによく起こる症状です。

筋肉膜が傷ついたり、筋肉組織の破損や断裂が原因で、筋肉にケイレンが起ります。

症状は軽度のものから、重度のものまであり、1度〜3度で肉離れの状態を表します。

軽度(1度)は、運動時に軽く痛みを感じる程度で、、RICEすべてを行うのではなく、軽く圧迫するのが適当で、歩くのがつらい中度(2度)のときは、1〜2週間RICEを継続します。

そして、内出血を伴うなど、歩くこともできない重度(3度)のときは、その場でRICE処置後、すぐに病院で治療する必要があります。

肉離れの原因は、筋力の低下だけでなく、筋力の柔軟性がなくなっていることが挙げられ、柔軟性を高めることが、予防する一番の方法です。

具体的には、運動前に十分なストレッチを行い、筋肉をよくほぐし、収縮性を保つことが重要ですが、こまめに水分補給することで、その筋力の柔軟性を向上させることが、可能になります。

しかも、水分補給することで、運動時に発生した熱を冷やす効果もあるので、肉離れだけでなく、ケガ防止のために運動前には、十分なストレッチを行い、運動中のこまめな水分補給を、心がけておくとよいでしょう。

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